【報告】茨木市在日外国人教育研究協議会 多文化夏の集い7月29日(火)
2025年7月29(火)10:00~12:30 茨木市立葦原小学校体育館にて
本日は、茨木市在日外国人教育研究協議会が主催する、茨木市に住む外国につながる児童・生徒の教育を支援するための集まりがあり、秋に続きIMSとして参加しました。
対象は外国にルーツを持つ茨木市内の小・中学生とその保護者
参加者は子ども72人(中学生1人・小学生69人・幼稚園児2人)、保護者51人、教職員49人
更にマレーシア、ガーナ、インドネシア出身の方が協力スタッフとして参加しました。
最初にIMSの活動を紹介したあと、子どもたちは4つのグループに分かれて、順番に各コーナーを体験します。
今回ご用意したのは、
・パネルシアター「カレーライス」
・ハラル食品〇✕クイズ
の2つ。どちらも、楽しみながら「ことば」や「文化のちがい」を学べるよう工夫しました。
パネルシアター「カレーライス」では、登場する野菜の名前を日本語だけでなく、インドネシア語・中国語・英語など、さまざまな言語で紹介しました。
すると、その言葉を母語とする子どもたちが目を輝かせながら、声に出して繰り返してくれたんです。
普段は慣れない日本語でがんばっている子どもたちにとって、母語を大切にできる場、母語を誇らしく思える瞬間になったのではないでしょうか。会場が一気に温かい雰囲気に包まれ、とても印象的な場面でした。
もうひとつのコーナーは「ハラル食品〇✕クイズ」。
「これは食べてもいい?」「どうして?」と、身近な食べ物をテーマに、文化や習慣の違いを楽しく学びました。子どもたちはもちろん、保護者の方からも「へえ!」という声があがる場面があり、世代を超えて一緒に考えるきっかけとなりました。
保護者の方にもIMSの活動を直接紹介できたり
先生方から「IMSは毎回ちがうプログラムをしてくれるのでありがたい」「ぜひうちの学校にも来てほしい」という声をいただきました。
こうした言葉に背中を押され、これからも子どもたちの母語や文化を尊重しながら、楽しく学び合える場をつくっていきたいと改めて感じました。
次回も、子どもたちが「自分のことば」を誇りに思えるような企画を考えていきます。

