大阪国際文化協会

あっぷる de アート「集う幸せ」

アートに触れる事は癒し効果もあるそうです。
我慢続きの今、「幸福の画家」ルノワールの作品はいかがでしょう?!

作品名:舟遊びをする人々の昼食
製作年:1881
サイズ:129.5×172.5cm 
所蔵 :ワシントンD.C. フィリップスコレクション
作者 :ピエール・オーギュスト・ルノワール(仏)18411919

 

場所は作者お気に入りのレストラン、フルネーズのテラス
ルノワールの友人知人がたくさん描かれていて、左手前の犬と一緒なのはルノワールの妻となるアリーヌ
右手前には、画家カイユボットが女優とお喋りと、舞台もモデルも判明しているそうです。
左奥には確かにセーヌ川と、多分あれが船よね?ってモノが見えます。
舟遊びに来た人々は、このレストランでランチして楽しくおしゃべりタイム。

テラス席、川面、明るい日差し、白のテーブルクロス、グラスにボトル
明るさ満載!でも縞の日除けがあるのでギラギラではないんですね。
人々のリラックスした様子、楽しいひとときが伝わってきます。
何人かが被る黄色の帽子が調和しつつ、ポンポンとリズムも生んでいるような・・・
この作品の前に立った時、光溢れる様子、人々の幸福感が画面よりはみ出て展示室を満たしてしまっていたのを
覚えています。
大作なので観る側も包み込んでしまうんでしょうね~

ルノワールはリュウマチで手足が麻痺しながらも、手に筆を結び付けて描き続けた人です。
「芸術が愛らしいものであってなぜいけないんだ? 世の中は不愉快なことだらけじゃないか」と言葉を残したルノワール。
今の状況にグッときちゃいます。幸せと光溢れる作品に納得です。
この作品のように、また楽しくマスク無しで語り合える日が来ることを願って!
そして、本物の作品に出会える日を楽しみに!!

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