大阪国際文化協会

読書で くつろぎ た〜いむ

今日 6月29日は… 「星の王子さま」の日 です。

1943年にアメリカで出版されて以来、世界中の子どもとおとなに読み継がれてきたフランスの作家、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(1900~1944)の誕生日にちなんで制定されました。

「星の王子さま」 サン=テグジュペリ/作  内藤 濯 /訳 岩波書店

このお話は、児童書ではありますが、<かつて子どもであったおとなに向けて書いた作品> であることを、作者は冒頭の献辞で伝えています。

この本に初めて出会ったのは確か小学5年生の時。当時はよく理解できない所もありましたが、星の王子さまが語る言葉から、大切な宝物を受け取ったかのような気持ちになりました。そして時は流れ、読み直すごとにその宝物は輝きはじめ、おとなになった今では、まるで夜空の星々のように静かに優しく瞬いてくれています。

飛行士でもあった作者のサン=テグジュペリは、この本が出版された翌年、偵察のための飛行中に消息を断ちました。この作家の生涯を、国際アンデルセン賞画家賞受賞作家ピーター・シスが美しく繊細なタッチで描いた絵本も、おすすめです。是非読んでみてくださいね。

「飛行士と星の王子さま サン=テグジュペリの生涯」 ピーター・シス/文・絵 原田勝/訳 徳間書店

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