ほっとタイム
プログラムに参加できなかった方にもお話読んでいただけるようにしていきますね。
8月のほっとタイムでは敏感で繊細な気質を持って生まれたお子さん、
HSCについてお話をしました。
HSCのお子さんの子育てはとても大変なのですが、
それは保護者が上手く関われていないからではなく、
敏感故に、怖い気持ちが強すぎて、怯えて、泣いたりグズったりするからなのです。
HSCのお子さんは、色んな刺激に、「めざとい」です。
光に敏感な子は、朝は早くから目を覚まします。
味覚に敏感な子は、吐くほど苦手な味があったり、
服の縫い目やタグを痛がり、着れない服があります。
靴のサイズは合っているのに窮屈がって履きたがらない。
ベビーカーは背中が暑くて、
初めての場所は怖くて、知らない人に話し掛けられて、
遊んでたおもちゃを触られて、相手の子が叱られても、大泣きです。
人の気持ちに敏感で、人の集まる場では、色んな人の感情に疲れ切ってしまったり。
よそのお宅の匂いが苦手で、せっかくお呼ばれしても、楽しめないことも。
全部に当てはまる子はまれかもしれませんが、ざっと挙げても大変です
ママは毎日、グズられるイライラと、この子ちゃんと育つのかしらという心配、
私がやり方間違ってるのかなという不安で、
とんでもないストレスを抱えていることが想像つきますね。
HSCのお子さんには、まず「安心感」を与えてあげないといけないんですが、
ママはこんなに不安でイライラしているのに…とても難しいんです。
このお話に心当たりのあるママは、
子育てが大変だったのは、ご自身のやり方が悪いわけじゃないと、
まず安心していただきたいと思います。
5人に1人がHSCという話もあります。「うちの子だけ何で…」って思わなくていいんです。
また、ご自身のお子さんが当てはまらない方は、
子育て大変そうな方、周りにはいらっしゃいませんか?
少し思い当たる方がいらしたら、HSCのお話を教えてあげて欲しいと思います。
心配要らないよ、大丈夫だからね、と。
そして、大変さ、わかってあげて欲しいと思います。
「気の毒…」と思うのでなく、「頑張ってるね!」と声をかけてあげて下さい。
くれぐれも、ずっとグズって泣いているお子さんを見て、
「甘やかすからじゃない?」等の無理解な言葉を掛けないでいて欲しいのです。
成長に伴って、様々な刺激との付き合い方がわかってきます。
そうなれば、HSCのお子さん、感受性が豊かなので、少しの経験から多くを学び取り、
とても豊かな才能を発揮する子が多いです。
そういう意味でも、大丈夫ですよ、とお伝えしたいです。
次回は、もう少し詳しくHSCの子育てについてお話したいと思います。
HSCのお子さんでなくても、子育てに大切なヒントが詰まっていますので、
皆さん、是非お読み下さいね。