大阪国際文化協会

5月ホッとタイム

皆さん、お子さんと元気に過ごされているでしょうか?
密を避けて早一年余り、来訪者の皆さんから、お子さんの「人見知り」を心配する声がたくさん届いているようです。

人見知りとは、お子さんがおうちの人と信頼関係が築けて、
「おうちの人」と「よその人」の見分けがついてきたという発達の証です。
社会性の基盤になるもので、必要なものですので、心配要りません。

泣くことで不安な気持ちを表現できるお子さんは、
「泣きわめいてもママに受け止めてもらえる」と信頼している証でもあります。
人見知りが始まったら、順調な発達に安心して欲しいです。

泣かれるとママは困るでしょうが、
「知らない人がいて不安かな。安心できるまでママが抱っこしててあげるから大丈夫だよ」等、
声掛けをして安心させてあげて下さい。その時は泣き止むことがなくても、
次に来た時には慣れてケロっとしていた、なんてこともよくあります。

また逆に、我が子が人見知りしない、という不安な声もありました。
泣かない=人見知りがないわけではありません。
「よその人」だから愛想したり、気を使ったりしても、
ママには安堵の表情を向けていたりします。
ちゃんとウチとソトが分別ついていれば、社会性は発達しています。

人と接する機会が減っているので、社会性の発達を気にされている方が多いのだと思います。
上述のように、社会性とは、実はおうちの人との絆をしっかりと築くことで、
基盤ができあがるものなのです。少しも心配要りませんよ。


また、実際に会うことがままならなくても、
「これ、おばあちゃんからもらったんだよ。おばあちゃんにお礼の電話しようか」とか、
「△△君は車が好きだったよね。今度遊べたら、貸してあげられるかなぁ」とか、
「よその人」との接し方を話題にあげるだけでも、
人間関係を教えることができます。
是非試してみて下さいね。

子育て中の親御さん達には、不安な日々が続いていると思います。
ホッとタイムでは、できるだけ皆さんが安心してお子さんと過ごせるよう、
心配なこと、疑問に思っていることに、お答えしていきたいと思っています。
気になる我が子の言動について、疑問、質問をお寄せ下さい。
近況報告などもお待ちしています😊

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