【報告】スタッフ研修 多文化サポーター講座「異文化理解」
2025年10月12日(木)14:00~15:00
茨木市ローズWAMにて多文化サポーター講座「異文化理解」を開催しました!
多文化サポーター講座では、講師に西村聖子さんをお迎えし、「異文化理解」をテーマに学びました。
今回は、参加者大人17名が意見を交わしながら学び合う、体験型の内容でした。
クロスロードゲームで考える「多様な視点」
まずは5人1組のグループに分かれ、「クロスロードゲーム」を行いました。
提示されたさまざまな状況に対して「イエス」か「ノー」で答え、その理由を話し合います。
どのグループもすぐに議論が盛り上がりました。
イエス・ノーでは答えきれない問題に向き合うことで、参加者それぞれの考えや背景の違いを感じる時間となりました。
印象に残ったテーマ:「震災時のハラルフード」
どの班でも特に関心が高かったのが、「災害時のハラルフード」について。
「食の制限がある人にどう対応すればよいか?」という問いに、アレルギー対応と同じく「誰にとっても食べられるものを提供すればいい」という意見が出され、多くの方が納得していました。
この話題を通して、「自分だけで考えず、いろいろな人の意見を聴くことの大切さ」を改めて実感したという声も多く聞かれました。
また、「あれ?」と思う発言の背景には、その人なりの理由や気持ちが隠れていることもある――そんな気づきを共有できたのも大きな学びでした。
参加者の声
講座後のアンケートでは、次のような感想が寄せられました。
・イエス・ノーで答えられない問題が多く、考えさせられた。
・ひとつのテーマでもいろいろな意見があり、それぞれに背景があることを実感した。
・いろんな人の考え方を知ることができて面白かった。
・自分の硬い考え方に気づかされた。
・ゲーム形式で楽しく学べた。
・意見が違っても、対話を通して理解できることがあると分かった。
・それぞれの意見を尊重しながら話し合うことで、異なる文化や価値観を「理解する」第一歩を体感できた講座となりました。
多文化社会の中で、相手を理解し、尊重し合うためのヒントがたくさん詰まった時間となりました。
これからも、サポーター一人ひとりが学びを活かし、地域での多文化共生の担い手として活躍していけるよう取り組んでいきます。