【報告】【報告】茨木市在日外国人教育研究協議会 多文化秋の集い11月8(土)
2025年11月8(土)10:00~12:30 茨木市立葦原小学校体育館にて
本日は、茨木市在日外国人教育研究協議会が主催する、茨木市に住む外国につながる児童・生徒の教育を支援するための集まりがあり、秋に続きIMSとして参加しました。
対象は外国にルーツを持つ茨木市内の小・中学生とその保護者
参加者は子ども71人、保護者51人、教職員49人
更にマレーシア、ガーナ、インドネシア出身の方が協力スタッフとして参加しました。
オープニングは、箕面市国際交流協会(MAFGA)の皆さんによる迫力あるカポエラの実演が行われ、子どもたちの目は釘付けに。会場が一気にワクワクした空気に包まれました。
続いて、IMSの活動紹介のあと、イラさん(インドネシア)、シーさん(マレーシア)、アーネストさん(ガーナ)が自己紹介をしました。
子どもたちはそれぞれの国のことばや文化に興味津々。
「知らない国の話を聞くのが楽しい!」という声も聞こえてきました。
プログラムがスタートし、多言語で楽しむ絵本の世界を披露しました。
今回IMSが用意したのは、2冊の絵本を“日本語+さまざまな言語”で楽しみました。
①絵本「わゴムはどのくらいのびるかしら」(作:マイク・サーラー/ほるぷ出版)
この絵本は
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日本語 × マレー語
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日本語 × インドネシア語
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日本語 × 中国語
など、さまざまな組み合わせで読み聞かせを行いました。
読む言語が変わるたびに、母語をもつ子どもたちの顔が明るくなり、前のめりに聞いてくれたのがとても印象的でした。
「この言い方、知ってる!」「自分のことばだ!」
そんな小さな喜びが、子どもたちの自信につながる大事な瞬間だと感じました。
②絵本「きみはたいせつ」(作:クリスチャン・ロビンソン/BL出版)
こちらは日本語と英語で読み聞かせを行い、最後にみんなで”きみはたいせつ”を
英語・インドネシア語・マレー語・中国語、そして参加者それぞれの母語で発声しました。
そのどれもがあたたかく、会場にやさしい気持ちが広がる時間になりました。
次は、手話の説明と実演、キーボードの演奏に合わせてみんなで歌いました。
音楽と言葉と手の動きが重なり合い、国を越えて心がひとつになるような、そんな時間でした。
最後は、世界地図に「自分とつながりのある国」のシールを貼るアクティビティ。
子どもたちが自分の国を探しながら嬉しそうにシールを貼る姿はとても印象的でした。
保護者の方も一緒に参加され、親子でルーツを話し合う姿も見られました。
今回も多言語・多文化の魅力が詰まった、あたたかい集いとなりました。
絵本を通して母語の大切さを感じたり、音楽を通して心がつながったり、子どもたちの笑顔と学びに満ちた時間でした。
次年度も、母国語をまわりの人に知ってもらう喜びや、母国語を誇りに思う気持ちを引き出せるようなブログラムを実施していきたいです。

