10月ほっとタイム
今日のほっとタイムも、敏感で繊細なお子さんHSCの子育てについてお話しました。
HSCの小さい子の場合、些細な刺激にも圧倒されて、
何が起きているのかわからなかったりで怖がって大騒ぎすることが、
よくあります。
そんな時、大人は言葉でコミュニケーションを取るのが普通なので、
言葉でなだめようとしがちですが、
いつも笑顔のママが真顔で大声で何か言ってる、
ママが怒ってる、と余計に怖くなってしまうこともありますので、
小さいお子さんには言葉より、まず、抱きしめてあげることが一番いいです。
抱きしめて、大丈夫だよと声掛けしながら撫でてあげて下さい。
何が起きているのかわからなくても、
ママが抱きしめてくれているだけで、安心感が取り戻せます。
そして少し落ち着きを取り戻したら、
「音が大きくてビックリしたね」とか「犬がこっちに来て怖かったね」とか、
気持ちを言葉にして声掛けしてあげて下さい。
解決しなくても、気持ちが誰かにわかってもらえたと思うだけで、
落ち着くことができます。
でももし、抱きしめても、落ち着く様子がなければ、
無理に声掛けをしなくても大丈夫です。
ずっと抱きしめて、さすってあげていて下さい。
脳の構造のため、とてもたくさんの情報を受け取ってしまうお子さんを、
そりゃあ怖いよね、大丈夫だよ、と心で呟きながら、肯定してあげて下さいね。
それだけでも、HSCのお子さんにとっては、
こんなに泣いて暴れても認めてくれるんだと思うことができます。
なので、もしお話が聞けそうな状態になればでいいです。
気持ちをわかってもらえるだけで落ち着けるのは、大人でも同じですよね。
小さい子は、感情が動いたときに、適切に言葉で表現できなくて、
わかって欲しくて、泣いたり騒いだりして、伝えようとするので、
もし、自分の感情が言葉で表現できて、誰かにわかってもらえたら、
それほど騒がなくても大丈夫な場面も増えていきます。
目に見えない感情に名前がついているということを教えるいい機会にもなります。
感情は抽象的なので、小学生でも身に着けるのが難しい言葉なので、
それを、先取りして覚えられるいい機会だと思って、
気持ちを言葉にしてあげてみて下さいね。
もちろん、HSCでないお子さんも、
抱きしめてあげると、安心して落ち着いて物事に集中して取り組めるようになりますし、
気持ちを言葉で返してあげることは、
気持ちを表現できて気持ちが収められるようになるだけでなく、
周りを共感できるようになり、人との関りが上手になっていきますので、
抱きしめて声掛け、是非試してみて下さいね。