大阪国際文化協会

あっぷる de アート「闇を照らす灯」

クリスマスに因んだ作品といえば・・・幼子イエスとマリア様ですが、
今回は聖ヨセフとイエスを描いた、あったかい作品をご紹介。

 

 

作品名:大工の聖ヨセフ
製作年:1640年頃
サイズ:137×102cm
所蔵 :ルーヴル美術館
作者 :ジョルジュ・ド・ラ・トゥール(ロレーヌ公国) 15931652

 

宗教画であることはさておき・・・
イエスが持つロウソクの灯により、翳した手の血の通いや温もりまで伝わってくるのが印象的です。
背景を闇に塗り込め、主役を際立たせる描き方はレンブラントやカラヴァッジョにも見られますが、
この絵は1本のロウソクの灯が暗がりを照らし、父子の愛や絆まで浮かび上がらせている所が素敵!
(お爺ちゃんの眼差しと、おでこの皺がリアルすぎて怖いとか言ってはいけません!
これは養父であるヨセフと神の子イエスを描き分けているんですよ〜対比させているんです。)
背景は黒だし、夜の静かな絵なんだけど、しみじみと心温まる1枚です。
(うわ〜凄い!どうやって描いてんの?という絵も感動しますが、
こういう心沁み入る感動も良いかなと思って・・・)

 

ラ・トゥールは長いこと忘れられていた画家で、確認できる作品は40点程だそうです。
『夜の画家』と評される静かな宗教画を描く一方、「いかさま師」といった作品も残しています。

 

作品名:ダイヤのエースを持ついかさま師
製作年:1635
サイズ:106×146cm
所蔵 :ルーヴル美術館
作者 :ジョルジュ・ド・ラ・トゥール(ロレーヌ公国) 15931652

画家自身は国王付きの画家でありながら、乱暴者で勝手し放題。
(税金支払い拒否して役人を蹴ったとか、撃つぞって脅したとか・・・
他にも危険人物エピソードが見受けられます。こっわ〜完全に近づいたらアカン人ですよ。)
作者と作品の素晴らしさが乖離しているのって「芸術家あるある」ですね。
12/22()に作品紹介致します。よかったらご参加下さいね。

この1年、皆さん大変な思いで過ごされてきたと思います。
我慢しなかった人なんていませんよね?!
(子育てはいつだって苦労満載!様々な事を心配し、対処してこられただろうと思います。
何かご自身のリラックス方法を見つけておられると良いのですが・・・
本作のようにロウソクの灯の揺れている様子を眺めるのは、癒し効果があるそうですよ♪
赤とオレンジは暖色ペアですのでパワーをくれるはず。(もちろん、火の後始末には気を付けて。)
我慢の状況は、まだ続くようですが、早く「大工の聖ヨセフ」のように光に照らされる日が来ることを祈ります。
いつもお子さんの為に頑張っておられるあなたに Merry Christmas and Happy New Year!
来年も あっぷるはうす で一息ついて下さいね。お待ちしています。
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