大阪国際文化協会

9月ホッとタイム

今月も、敏感で繊細なお子さんHSCの子育てについてお話します。HSCでない子育てにも参考になるお話ですよ。

HSCの幼いお子さんの場合、些細な刺激にも圧倒されて、何が起きているのかわからず怖がって大泣きすることが、よくあります。

そんな時、大人は言葉でなだめようとしがちですが、ママが真顔で大声で何か言ってる、ママが怒ってる、と余計に怖くなってしまいます。
幼いお子さんは、まず抱きしめてあげて下さい。
そして笑顔で大丈夫だよと呟きながら撫でてあげて下さい。
何が起きているのかわからなくても、ママが笑顔で抱きしめてくれていると、安心感が取り戻せます。

少し落ち着きを取り戻してから、「音が大きくてビックリしたね」とか「犬がこっちに来て怖かったね」とか、気持ちを言葉にして声掛けしてあげて下さい。
状況が解決しなくても、気持ちが誰かにわかってもらえたと思うだけで、落ち着くことができます。

落ち着く様子がなければ、無理に声を掛けなくても大丈夫です。抱きしめてさすってあげていて下さい。
脳の特性のため、とてもたくさんの情報を受け取ってしまうお子さんを、そりゃあ怖いよね、大丈夫だよ、と心で呟きながら、肯定してあげて下さいね。
それだけでも、HSCのお子さんにとっては、こんなに泣いて暴れても認めてくれるんだと思うことができます。

気持ちをわかってもらえるだけで落ち着けるのは、大人でも同じですよね。
幼いお子さんは、感情が動いたときに適切に言葉で表現できなくて、わかって欲しくて、泣いたり騒いだりして伝えようとするので、もし自分の感情が言葉で表現できて、誰かにわかってもらえたら、それほど騒がなくても大丈夫な場面も増えていきます。

ただ中には抱っこや撫でられるのを嫌う子もいます。
大泣きした時の対処が難しく感じられる方は、是非お気軽にお声掛け下さいね。

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